IT業界のエンジニアは、毎日の業務の中で同じような内容の作業を任されることが少なくなく、自分の希望通りにスキルアップを図れないといった問題に悩んでいる人が目立ちます。例えば、扱うサービスの種類が少ない企業でエンジニアとして働く場合には、ルーティンワークがメインとなるため、長期にわたり仕事への意欲を保つのが難しいという問題に直面することがあります。
こうした問題を回避するには、数年おきに配置転換が行われているところや、多種多様なITサービスの提供をしているところを勤務先の候補に選ぶことが大切です。また、自分の好きな業務を担当させてもらえるか気になる時には、転職活動中に採用担当者に直接質問をしましょう。

IT業界の中小規模の企業の中には、最小限の人数で顧客対応を行っているところも多く、特に受注が増える時期は徹夜で作業をしなければならなかったり、一人あたりの業務量が膨大になったりすることもあります。企業によっては、エンジニアの離職を防ぐため勤務時間中に適度に休憩をとれるようにしたり、毎月の休日の日数を定期的に見直したりしているところもあります。
待遇や業務内容、勤務体系などの面で不満なくエンジニアとして働き続けるうえで、なるべく採用後の個々のエンジニアへのフォローがしっかりとしている会社を見極めることが肝心です。なお、時間があればエンジニアの平均勤続年数が長い会社の共通点について確認することも重要です。